2007年7月20日

登録建築家細則改正(更新要件の一部変更)等のお知らせ

社団法人日本建築家協会
建築家認定評議会議長   鬼頭 梓
本部実務委員会委員長 野々瀬 徹

登録建築家制度は3年の試行を経て、更に、充実した制度に皆様と共にしてまいります。

[1] 細則9条3項の改正について

一級建築士免許取得後、登録更新時点で30年をこえる実務経験を有する登録建築家の方の登録更新に必要なCPD単位取得について、細則9条3項が下記のように変更されました。

旧細則 新細則 (*1)
一級建築士免許取得後、登録更新時点で30年をこえる実務経験を有する登録建築家は、法改正など必要な研修型CPDの受講を必須要件として、更新に必要な108単位のCPD取得を免除することができる。 一級建築士免許取得後、登録更新時点で30年をこえる実務経験を有する登録建築家は、細則11条で定める必須履修分野のCPD単位を24単位以上取得することで第1項の定め(108単位が更新要件)に係らず登録を更新することができる。
  1. 細則11条で定める「必須履修分野」はJIA・CPD細則の「倫理/法令(旧・建築家の役割)」とします。
  2. 細則9条1項及び2項による更新者、同10条による再登録者については、従前どおり「必須履修分野」の単位取得については、当面課されません。
  3. CPD単位取得について
    30年を超える実務経験を有され、細則9条3項による更新を希望する登録建築家は、更新時期までに「必須履修分野」のCPD単位を、「認定プログラムによる研修」ならびに「自主研修」で24単位以上取得することに努めてください。
  4. 更新日から約2ヶ月前には「認定プログラム研修」として「登録建築家特別講習会」が企画されます。詳細については別途ご案内します。
  5. ※この講習会はJIA・CPD細則の特別認定研修で、4時間の受講で8単位が取得でき、更新者だけでなく、登録建築家及びJIA会員にとっても有意義な講習会です。

※別添、フローチャート[更新手続きのルート]を参照願います。

[2] 2007年度の新規認定は1回

新規の登録申請は年1回とし、認定は3月に行います。
3年間の試行でJIAメンバーの半数以上が登録をした結果、新規登録者数が安定してきています。 したがって(試行から本格運用に進んだ本年からは)他の資格制度同様に、1年1回の新規認定にします。

[3]「登録建築家展」の開催

20周年記念建築家大会(10月17日〜20日 東京開催)で、「登録建築家展」を東京駅前行幸地下ギャラリーで開催します。展示参加はCPD単位にカウントされます。
大きな展示空間ですので、皆様に展示ご参加をお願いします。詳細は後日ご連絡致します。
更に、登録建築家制度の充実発展に向けた活動を計画中です。